人生30過ぎてからでしょう。

好きな本、映画、日々考えていること、気の向くままに書きます。

『何者』 朝井リョウ

三浦大輔さんが監督した映画がとても素晴らしかったので、朝井リョウさんの原作小説もすぐに読みました。 「あなた、何者?」 おそらくだれもが避けて通りたい質問じゃないでしょうか? この質問から逃れるために、みんな天気予報を確認したり、美味しいもの…

村上春樹がノーベル文学賞をとる前に

もうすぐノーベル文学賞の発表です。 この時期になると何かと話題になる春樹さん。 本好きが集まって、どの作家が好きかって話になると、なぜか名前を挙げにくい春樹さん。 スウェーデンの会議室でもそんなふうに名前を挙げづらいのかしらん。 もし賞をとっ…

青山七恵から柴崎友香、からの宇多田ヒカル

青山七恵さんの『かけら』という小説を読んでいたら、僕だってちょっとした小説が書けるんじゃないかと勘違いしてしまった。 それは青山さんの小説が、ほんとうに何なら今週末にでも経験出来そうなほんとにほんとに平凡な日常のことを書いているからだ。 む…

『君の名は。』 新海誠

※ネタバレあり 映画でも、本でも、観たり読んだりする前にレビューを必ずチェックしちゃうつまらない僕なんだけど、『君の名は。』のレビューは本当にいろんな世代の人が書いていて、それを読むだけでも楽しかった。 実際に映画館で観た『君の名は。』には、…

男と女の違いについて

男と女の違いについて考えることは、僕にとってお金を稼ぐことより重要なことであり、たぶん死ぬまでその答えは出ないし、出なくていいような気もする。 僕が知りたいのは、身体や生物学的な違いではなく、社会学的な違いでもないところにある男と女の違いだ…

本田のスルーパスからの長友のダイレクトクロスを岡崎がダイビングヘッドで決めたら一億円

9月1日から、サッカー日本代表のロシアW杯アジア最終予選が始まる。 ぜひ6大会連続の本戦出場を決めて欲しいものである。 サッカーが始まると、世界で一番優しい夫であるはずの僕が、嘘のように亭主関白になって、ハイパーメディアクリエーターである妻を怒…

恐怖のモデルカット

先日、モデルカットなるものを経験した。 街で偶然イケメン美容師に声を掛けられて、可愛いからお店のホームページの写真に使わせて欲しいということで、キラッキラにしてもらった……というわけではなく、妻の知り合いの美容師の卵がスタイリストとしてデビュ…

ことばのおはなし

言葉が好きでたまりません。 僕から言わせれば人間は言葉でできています。 新しい人と出会うときは、いつもその人が話す言葉に注目します。 学があるかないかというより、言葉の組み合わせとかバランスとかそんなのが気になります。 コミュニケーションの9…

ロックの日に

どうもさるたこです。 本日、ついに長いことかけて書いていた小説が出来上がりました。 いやー大変だった。 自宅のプリンターの前にちょこんと座って、しゃ、しゃ、しゃっと出力されていく原稿を見るのは本当に感無量です。 僕が並べた文字だけで出来上がる…

クアラルンプールなう

ゴールデンウィークに妻とマレーシアのクアラルンプールに行ってきました。 現地に住んでいる妻の友達が、マレーシア人と結婚することになり、その式に参加するための旅行です。 マレーシアに友達がいるなんてさすがうちの妻ですわ。 僕の友達なんて金沢くら…

もうすぐGW

もうすぐGW(ジョージ・ワシントンではありません)。 面白いことはねーかーってなまはげみたいにさまよい歩いているあなた。 日常は、面白いことで溢れ返っているのです。 ということで最近面白かったことを紹介。 まずは先日図書館で発見した物。 僕は生…

春の再会

昔の恋人と再会するために生きているんじゃないかと思う。 そして、再会する相手は、振られた人より、振った人との方がなおさら良い。 「男は、一度付き合った相手がずっと自分のことを好きだと勘違いしている」って勘違いしている女がいる。 男も女も次に進…

春なのに。

ここ一カ月くらいブログを更新していなかったので、さるたこ死んだんちゃうか?と思われた方もいるかもしれませんが、安心してください、生きてますよ。(なんとか安村さんのヤツをココで入れる勇気すらあります) 実は以前からゆるりと書き進めていた小説に…

『流星ひとつ』 沢木耕太郎

昨今、皆が欲しがる能力の一つとしてよく挙げられるのがコミュニケーション能力ですが、そもそもコミュニケーション能力ってなんですの? コミュ力が高い人は友達が多かったり、異性にモテたり、仕事がデキたりするって言いますが、いったいそれってどんな人…

もう一度夢をみる

よくね。もし生まれ変わったら何になりたい? とか、一億円当たったらどうする? とか、そんなやたらイェーイな質問がありますがね、 『いや、わたしは今で十分幸せですよ。だから、もし生まれ変わったとしてもまた同じような人生を生きたいですし、仮に一億…

30キロ走ると

実はマラソンが趣味なんです。はい。 隙あらば走りにいくので、洗濯物が増えて、嫁にメって言われてるんです。でもだいたいは僕が洗濯しているので、モって言い返してるんです。 年に4回くらいは大会に参加していて、今月末もフルマラソンに出るので、予行…

『五百羅漢図展』 村上隆

土曜日と日曜日、久しぶりにトキョーに行ってきました。 オリンピック招致のとき、白人のおじさんが大層勿体ぶりながら選んだ、あの「トキョー」です。 とはいっても、仕事の研修だったので、トキョーというかほとんどサイタマにある、とある大学に2日間缶…

節分の話

もうすぐ節分である。 僕が敬愛する年間行事のひとつだ。 クリスマスとか正月とか、あんなもんは正味、オコタにはまりながら、右手にスマホ、左手にミカンのぐうたら人間でも、プレゼントとか現金がノーリスクで降ってくる、悪しき行事だとも言える。 しかし…

DIYおじさんの話

職場にDIYおじさんがいる。 すでに還暦を過ぎた嘱託の職員さんで、通常業務がヒマなときは、切れた電球を取り替えたり、滑りの悪いドアの建付けを調節したりと、現役時代のヴェルディ北澤みたいにいつも忙しく職場内を動き回っている。 腰回りは、リーバ…

『ビオレタ』 寺地はるな

寺地さんとの出会いは、以前わたしが応募した文学賞の最終候補に彼女が選ばれていて、そのお名前と作品名がなんだかわたしの心をバイブレートして、なんとなく覚えていて、そしたら数カ月後、別の新人賞でなんと寺地さんが受賞していて、しかも違う作品で、…

恋愛について

先日、とある新聞の人生相談のコーナーに、 「男にふられて立ち直れない。本気の恋だった。どうしたら次に進めるだろうか」というような相談が載っていた。 相談者も、おそらくこれまでに誰かの同じ相談に乗った経験があるんじゃなかろうかと、少しだけ笑い…

センター試験について

今日と明日はセンター試験だそうです。 受験生のみんな、楽しい2日間にしてください。 この2日、頑張って結果を出せば最高に楽しい大学生活が待っている。 今までの我慢や苦労が報われる…。 そんな風にして最高に楽しい大学生活を手にした十数名の東京の学…

ケーキを食べる

昨日は奥さんの誕生日で久しぶりにケーキを食べました。 ほんとうはホールケーキをふたりで、浜辺の砂でやる棒倒しゲームみたいに、これくらい食べたろか、ほう、そうきたか、ほんならこっちはこれくらい食べたるわ、てきな感じで食べたかったんだけど、うち…

『火花』 又吉直樹

話題の作品。 遅ればせながら思ったことを書かせていただきます。 ※以降ネタバレあり たくさんの場所で既にいろいろ書かれておりますので、 僕からは二点だけ。 まずこの作品が芥川賞というのにはあまり納得がいきません。 これまでの芥川賞作品を全て読んだ…

『告白』 町田康

いやはや驚きました。 村上春樹さんの『海辺のカフカ』以来の衝撃でした。 町田康さんの『告白』 全840ページ。レンガみたいな文庫本。 どこかに素敵な純文学作家はおらんけ… と軽い気持ちでネット検索していたら、 生涯最高!…とか、 ドストエフスキーを越…

『デッドエンドの思い出』 よしもとばなな

よしもとばななさんのおかけで僕は小説が好きになりました。 みんな何のために小説を読むんでしょうか? 僕の答えは簡単です。 彼女の『キッチン』という作品を読んだときに味わった、 奇跡のような感覚に再び出会いたいから。 どのシーンでそれは起こったか…

『LIFE!』  ベン・スティラー

映画のレビューもやります。 いや久しぶりに気持ちのいい映画を観ました。 ※ここからネタバレあり ベン・スティラー主演、監督の『LIFE!』です。 冴えない主人公が、人生を変える大冒険に出る! 予想通りのストーリー展開で、いろいろツッコミたくなるような…

『紙をつなげ!彼らが本の紙を造っている』 佐々涼子

久しぶりに小説じゃない本を読みました。 この本はたぶん新聞の書評欄で見つけました。 ちなみに僕は毎朝30分くらいかけて地方紙を読みます。 大人になったら新聞を取る。小さい頃からの夢でした。 夢を叶えて気が付いたことは、大人になっても新聞は大き…

『竜馬がゆく』 司馬遼太郎

30過ぎてから『竜馬がゆく』を読み始めた、さるたこです。 全巻読了してから記事を書くつもりでしたが、それでは一向にブログが更新されないことに気が付きましたので、とりあえず一度記事を書かせていただきます。 全8巻あります。現在は2巻まで読了済…

『舞台』 西加奈子

西加奈子さんの作品とは最近出会いました。 以前映画で『きいろいぞう』を観てしまって、何だか小説には手を出せずにいました。 しかし今回『サラバ』で直木賞を受賞されたので、読んでみようかなぁと思ったんですが、どうせ読むならデビュー作からだー!と…