人生30過ぎてからでしょう。

好きな本、映画、日々考えていること、気の向くままに書きます。

『LIFE!』  ベン・スティラー

映画のレビューもやります。

いや久しぶりに気持ちのいい映画を観ました。

 

※ここからネタバレあり

 

ベン・スティラー主演、監督の『LIFE!』です。

冴えない主人公が、人生を変える大冒険に出る!

予想通りのストーリー展開で、いろいろツッコミたくなるようなシーンも多々ありましたが、結局最後には涙ポロポロでした。

まさにお手本のような映画です。

 

あらすじなどはここで↓

映画『LIFE!/ライフ』オフィシャルサイト

 

僕は英語が好きなので、ぐっときた2つのセリフを紹介します。

※英文も訳文も僕の解釈です。原文を実際に引用したわけではありません。

 

まず一つ目

 Beautiful things don't ask for attentions.

本当に美しいものは注目を求めない

 

これは主人公のウォルターが、野を越え山を越え、探していたカメラマンのショーンをついに見つけ出して、無くなったネガのありかを聞き出そうとするシーンでのセリフです。

念願のショーンとの遭遇に騒ぐウォルターの横で、ショーンはカメラを前方に構え、ファインダー越しに滅多にお目にかかれない幻のヒョウの姿を狙っています。

ヒョウは警戒心が強く、静かな場所にしか現れません。

ウォルターのせいでシャッターチャンスを逃すことを恐れたショーンの言ったセリフがこれでした。

これまで数えきれないほどの美しいものをカメラに収めてきた彼だから言えるセリフ。深いですね。

世の中に跋扈するうっぺらなクリエイターたちに聞いて欲しい一言です。

 

そして二つ目

 Stay in it.

 そこに留まれ

 

これも同じ場面。ついにファインダーの中に姿を現したヒョウ。

しかし、ショーンはいっこうにシャッターを切りません。

見かねたウォルターは言います。

Why don't you take it?

撮らないの?

Sometimes, I don't.

撮らないときもある

I mean, sometimes, I really like it, personally, I don't want to be distracted  by camera. I just want to stay in that moment.

その、ときどき、本当にそれが気に入ったときは、カメラに邪魔されたくないんだ。ただ、その瞬間に留まっていたいんだ。

Stay?

留まる?

Stay in it.

 

このやり取りの中でショーンの目には光るものがあるようにも見えます。

ショーンは何故撮らないのか?

僕みたいなもんにはまだまだ分からない世界です。

 

結局この映画はこの二人のエンカウンターのシーンが全てのような気がします。

出会いを大切にしてきた人が作った作品なんだなぁと感じました。