人生30過ぎてからでしょう。

好きな本、映画、日々考えていること、気の向くままに書きます。

『アリーキャット』 榊英雄

 

普段エンタメ系の映画はあまり観ないんですが、マジ最高でした。

この映画の何が素晴らしいかなんて、そんなもん窪塚洋介さんが素晴らしいのです。

僕はすっぽりDragon Ash世代なので、降谷さんの格好良さは重々承知の助ですが、窪塚さんの隣に立たされたら、誰だって引き立て役になってしまいます。タカとユージみたいにはいかないわけです。(このニッポンでたった一人だけ、TOKIOの長瀬くんだけは彼と互角に張り合います。この件に関しては後述します)

 

とにかくニッポンで今いちばん格好良いのは窪塚さんなのです。

彼の白くて細長い指に触れられたり、のら猫(アリーキャット)のような切れ長の目に見つめられることを想像するだけで、すってんころりんなわけです。

 

トーリーは、元ボクサーの窪塚さんと自動車整備士の降谷さんが、猫を介して知り合いになり、二人でシングルマザーの市川由衣さんを守っていく間に裏社会に巻き込まれていくというお話なんですが、とにかく男が拳を使って女を守る話なわけです。

 

昨今、ヱヴァンゲリヲン碇シンジくんとか、村上春樹先生のやれやれ男子とか、なんだか煮え切らない男子がニッポンカルチャーのヒーロー像を席巻してきましたが、やっぱりヒーローは拳で女の子を守らんといかんのです。

ヒーローが男らしいと、ボコボコにされた彼を、だいじょうぶ?と優しく介抱するヒロインの姿がなんと美しく映ることか。そしてそこで接吻でもしようものなら、その接吻はセックスへのトリガー的役割ではなく、身体やプライドに出来た傷口への包帯的な役割になるわけです。

 

そんな粋な物語の中で、今回窪塚さんが演じるヒーローはマジ半端ない。

若い頃の彼は、なんだか様子がおかしくて、危なっかしい感じが魅力的でしたが、年を重ねた彼は、さらにセクシーだくだくになっていました。斎藤工くんとかも確かにセクシーなんだけど、彼はまだセクシーだく、くらいで、この違い、わかるかなかわんねぇだろうな。

しかも今回の役は一度ボロボロになったことのある元ボクサーの役。一度負けたことのある人がもう一度戦うのは本当にきついですよね。

社会には、一度も戦わない人もいるし、一度も負けない人もいる。一度負けたらそれとずっと戦って生きてゆかなければならない、そんな誠実さが、窪塚さん独特の台詞回しに滲み出ていました。

はっとするような台詞がいくつもありましたよ本当に。

いやぁ彼の言葉は刹那的で、ひと言も聞き逃したくない気分にさせます。

 

そして僕のもう一人のヒーロー、TOKIOの長瀬くん。

みなさん、日曜日の『ごめん、愛してる』観ていますか?

はぁー、吉岡里帆ちゃんになって、ひざ枕してーなおい。

 

とにかく、ちゃんとした男は、ときには拳を使って女の子を守らんといかんのです。