XXは女、XYは男、XYZは……。

 

XXは女で、XYが男。

たったそれだけの違い。

なんだかXXの方が男っぽい気がするけど、XXは女。

XYZはシティーハンター。蛇足。

 

日本ではダメだけど、海外では遺伝子操作で男女の産み分けをやっている国もあるらしい。

春みたいな青空の公園で子どもと本気で遊んでるお母さんを見て、やっぱり女になりたいと思った。

自分以外は他者。圧倒的他者。性別、年代、国籍、肌の色、障害、宗教、属性は関係なく他者は他者。セックスしたって100%のコミュニケートはできない。あなたは絶対に他者。

そんな他者を自らの股から作り出す女。

なんじゃそりゃ。

羨望。圧倒的な羨望。

だれかが書いてたけど、息子のウンチは自分のウンチに思えるんだって。

なんじゃそりゃ。

あこがれる。その感覚、感じたい。

子育てという仕事。

会議も通勤もノルマも作り笑いもない仕事。

憧れる。それこそ僕の天職じゃないかしら。

 

別に子どもができなくてもいいんだよ。

まず化粧。毎朝アート、表現活動、最高じゃん。

ヒゲそりの100倍楽しいだろ。

そしてお洒落。雑誌読め!青山行け!女のファッションのバリエーション!

男の1000倍ワクワクするわ!

そんで生理。

なんじゃそれ。

生理…生きる理由? 海とか月とかと勝手につながりやがって、いろいろ大変なんだろうけど、男の朝起ちなんかよりよほど神秘的やん。

 

だけど。

んなこと言いつつ、女になるならとびっきり可愛い女になりたい。

そんなくそみたいな僕。

たぶん僕の遺伝子はXYZ。

もっこり。