A half year has passed in Tokyo
30過ぎてから東京で暮らし始めてもうすぐ半年です。
いちばん何が変わったかと言うと、車を乗らなくなったので、いつでもどこでも酒ばっかり飲むようになりました。
あとは街でも仕事でも若い人をよく見かけるので、30過ぎたらオッサンなんだなって余計に身に染みます。
東京って冷たいところだとか良く言われますが、僕なんかはとても優しいところだと感じています。
夢を持ってキラキラしている人には、上には上がいることを突きつけてくれますし、自堕落な奴にとっては、さらに下がいることで、更生の機会を先延ばしにしてくれます。
どんな人がやってきても、求めさえすれば、何かしら与えてくれるのが東京だなぁと感じています。
でもそうすると、あくまで受け身な僕みたいな人間は東京にいる必要はないんです。
ただなんとなく時計の針が進むのを待って生きているような人間には東京はうるさすぎるし、せますぎる。
新しいファッション、芸能人、スポット、グルメ、言葉、マジでうるさい。
電車も、バスも、歩道も、オフェスも、カフェも、図書館も、全部せまいし、だいたい席埋まってるし、マジ居心地悪い。
でも、東京に来て良かったこともあります。
それは毎日あれこれ考えながら、仕事して、買い物して、恋して、ご飯食べて、夜は寝てって、そんな風に自分と同じように生きている人がちゃんとたくさんここにいることを知ったことです。
たぶん東京に来る前より、人間のことを好きになれたような気がします。
これからどれだけ僕は東京にいられるかわかりませんが、自分のこと、そして人間のことをもっと好きになりたいと思います。